気が付けば眉間にシワが・・・あの人いつも機嫌が悪そうで、話しかけづらい。そんな印象を与えてしまうのが数あるシワの中でも眉間のシワです。

眉間のシワが定着化すると、自分では顔をしかめているつもりもないのに、刻まれたシワがトレードマークのようにあるということも少なくありません。いつまでも若々しいというイメージとは程遠くなってしまいますね。

今回はマイナス要因が多い眉間のシワに着目し、シワのタイプから原因、化粧品で改善させる方法をご紹介しますね。

眉間のシワにはタイプがある

眉間のシワには2つタイプがあるとされています。まずはそれぞれのタイプとその特徴について見ていきましょう。

1.横にできる眉間のシワ

1つ目はシワが横ラインになっているタイプです。

眉間の横側は目元に近く、そもそも皮膚自体も薄い場所であり、シワができやすい部位でもあるのです。クシャっと笑うクセがある方に多発する傾向にあります。笑った時にシワが入るのはまだいいとしても、笑っていない時でも眉間にシワがあるのは避けたいですよね。

2.縦にできる眉間のシワ

2つ目はシワが縦ラインになっているタイプです。

眉間の縦シワの多くはしかめっ面など表情のクセからできることが多いとされています。特に色々と心配をしてしまう方、つい眉間にシワが寄っていませんか?その癖が深い眉間の縦シワを作り出していることも少なくありません。

眉間のシワは、不機嫌そうな表情だけでなく、笑うときなど、表情のクセと関係が深いのです。ただそれだけでは、眉間のシワが他人から見ても気になるほどにはなりません。その証拠として眉間に誰でもシワが入っているわけじゃないですよね。つまり表情のクセに加えて乾燥だったり機能的な問題が潜んでいるわけです。

眉間にできるシワの3大原因は?

ではここからは眉間のシワが刻まれてしまう方が知っておきたい3大原因を見ていくことにしましょう。

1.表情が原因となるもの

1つ目は先ほどからお話している表情が原因となるケースです。

どうしても眉間のシワと表情は切っても切れない関係にあるのです。その理由をお顔の構造から少し考えていきましょう。

わたしたちの表情を作っているのは、お顔にある30種類以上もの筋肉です。これらには表情筋という総称がついています。この表情筋は皮膚の下にびっしりとはりめぐらされているのです。皮膚というとピンとこないかもしれませんが、化粧水や乳液などを使って日々スキンケアを行っておるお肌のことです。

また表情筋は太ももや腕などの大きな筋肉とは異なり、薄い膜状になっており、いわゆる布生地の裏地のようにぴったりとくっついています。しかも薄い筋肉であるため、あまりスムーズに使われず、日常的に使われているのは約2割という少なさです。

このように常に衰えやすい環境にある表情筋が低下すると、表側の皮膚はハリをなくしてたるみを生みます。また表情のクセによって折れ曲った眉間のシワができてしまうのです。

2.乾燥が原因となるもの

2つ目の原因は乾燥によるものです。

お肌の乾燥はよろしくないということは皆さんご存知かと思いますが、眉間のシワを作り出す原因にも関わっているのです。またお肌の構造のお話を少ししますが、表皮・真皮・皮下組織という順に3層構造になっていることは耳にしたことがあるかと思います。

眉間のシワの中でもまだ初期のものは表皮が乾燥することでできるシワです。しかし乾燥がだんだんと進行してくると、内側の真皮も水分不足となり深い眉間のシワへと繋がります。お肌の表面的な乾燥も避けたいものですが、深部まで乾燥してくると、ハリまでもが失われます。そして真皮の上にある表皮もクッキリとシワが刻まれてしまうのです。

乾燥は眉間のシワはもちろん、目尻や口元などさまざまな部位にシワを作り出しますので、日々の化粧品でしっかりケアしたいものですね。

3.加齢が原因となるもの

3つ目の原因は加齢によるシワです。

加齢というと誰でも年をとるし、仕方がないことと思いがちですが対処は可能です。年齢を重ねることでシワが増えるのには、真皮層の水分不足が引き金となっています。

真皮層はお肌のもっとも表面部分である表皮の下に位置しており、この部位には水分とお肌のハリを支える以下の成分が存在するのです。

・コラーゲン
・ヒアルロン酸
・エラスチン

これらのうち、コラーゲン及びエラスチンは年齢とともにどうしても減少してしまいます。それによってたるみが起こり、皮膚上にシワができるというわけです。しかし化粧品に含まれる成分をダイレクトにお肌に補充することで、乾燥を食い止めることができますので、ご安心ください。

化粧品の選び方

眉間のシワのタイプと原因についてはご理解いただけましたか?

いずれの場合も、化粧品選びを一工夫することで眉間のシワ対策が可能です。ここからは、眉間のシワの程度ごとに化粧品選びのポイントをお届けしますね。

1.比較的浅い眉間のシワ

眉間のシワがそこまで深くない初期段階の方に、もっとも大事なことは「保湿」をしっかりと行うことです。

保湿といえばすぐに浮かぶのが化粧水ですが、ただたっぷり使えばいいわけではありません。保湿力が高いとされている成分を含んだものを使用することが必要です。おすすめの成分をご紹介しますので覚えておいてくださいね。

・セラミド
保湿成分と言えばこれ!と言われるほど高い保湿力を持っています。「セラミド1」、「セラミド6」など何種類日ありますが、お尻に数字がついているものが特に有効です。

・ヒアルロン酸
お肌のバリア機能回復に関わる大切な成分でもあり、保湿力の高さではナンバー2です。年齢と重ねると減少しがちなので、意識して補う必要があります。

・NMF
お肌の水分を保つために欠かせない成分で、わたしたちのお肌の中に本来備わっています。こちらも加齢や誤ったスキンケアで減少していくので補充が必要です。

特にヒアルロン酸やセラミドは美容クリームや美容液、乳液などで取り入れていくのが有効です。
ちなみにまちがったスキンケアの例としてはゴシゴシ顔を洗うなど摩擦を与えることや刺激の強い化粧品を使うことが関係しますので知っておきましょう。紫外線もお肌の真皮層を傷つけますので避けましょうね。

2.深く刻まれた眉間のシワ

いつも眉間にシワが入っているなど、深く刻まれたシワにお悩みの方が注目したいのは「コラーゲン」です。ただコラーゲン自体ではなく、それを増やす作用がある成分を含んだ化粧品を使うのが非常に有効です。

以下におすすめの成分をご紹介しますね。

・レチノール
コラーゲンを増やす力といえばレチノールと言われるぐらい効果的な成分です。お肌が弱い方は赤くなることもあるので、パッチテストをするようにしましょう。ビタミンAの一種です。

・ビタミンC誘導体
美白成分としても有効で、シワ対策に欠かせないお肌のハリを取り戻す働きがあります。リン酸アスコルビル、酸、パルチミン酸リン酸アスコルビルなどと表示されていますのでチェックしましょう。

・ナイアシン
お肌に低刺激なので敏感肌の方も安心して使える成分です。お肌にハリをもたらすだけでなく、代謝を活性化するのでターンオーバーも正常化し、しわ改善に有効です。

また、浅いシワのところでもご紹介しましたが紫外線にはご注意くださいね。睡眠不足やストレスなど生活習慣も意識して変えてみましょう。

おすすめの化粧品まとめ

眉間のシワを改善させるために必要な成分はある程度分かったかと思います。ただ、具体的にどんな化粧品を使えばいいの?という方のために、おすすめの化粧品をいくつかご紹介していきますね。

1.アヤナス エッセンス コンセントレート

まず1つ目にご紹介するのは敏感肌の方向けのブランドであるDECENCIA(ディセンシア)の化粧品です。

アヤナス エッセンス コンセントレートという美容液にはセラミドの中でも、お肌への浸透力が強いとされている「ヒト型ナノセラミド」を配合している商品です。眉間のシワはもちろん、お肌全体に浸透してくれることが期待できますね。

使用された方の口コミなどをみても、お肌の潤いや乾燥がましになった、お肌自体が元気になったという声が多くありますよ。

2.ロスミンリペアクリームホワイト

次にご紹介するのは薬用化粧品のロスミンリペアクリームホワイトです。

有効成分をしっかり含有した美容クリームを使って外側から、また内側からのケアとして22種類もの有効成分を含んだロスミンローヤルをプラスするとさらに効果がアップするそうです。

しつこい眉間のシワ、女性を悩ますシワ対策には外側からだけじゃなく、内側からもアプローチした方がW効果で有効ですよね。口コミランキングなどをみても1位をとるなど高い評価を得ており、しわに特化しているというところも期待できます。

3.ビーグレンの「エイジングケアトライアルセット」

3つ目にご紹介するのは、薬学博士が開発したというビーグレンの「エイジングケアトライアルセット」という化粧品です。シワ対策用のサイエンスコスメということで注目されています。

深いシワのところでご紹介したレチノールもビタミンAですが、この商品は2種類ものビタミンAを含んでいます。そのため、がんこなしわにも効果的です。使用された方の口コミをみると、お肌の若返りやハリが戻ったという声もあります。また眉間のシワ、ほうれい線に使っている方も多いようです。

眉間のシワ対策はもちろん、特に年齢と共にシワやシミなどさまざまなお肌の不調が気になる女性にこそ使って欲しいアイテムだといえるでしょう。

表情筋も鍛えよう

美容クリームなどでケアすることプラスしておきたい表情筋トレーニングを1つご紹介しておきますね。簡単なものですので合わせてやってみてください。

  1. 口を軽くとがらせましょう。
  2. 上側のはぐきをむき出しにするイメージでほっぺたの上部に力を入れてください。
  3. 一旦、顔を普通に戻した後、顔を縦方向に5秒程度伸ばします。

頬をひきあげるときは1分程度、筋肉が使われてることを意識しながら行うと効果的ですよ。

今回は眉間のシワ対策と題して、おすすめの化粧品の選び方やアイテムをご紹介しました。老け顔からは遠くなるために、ぜひ取り入れてみて下さいね。